製品案内

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プラスチックマグネット 
(ボンド磁石)材料
プラスチックマグネット
(ボンド磁石)材料
磁性材料と熱可塑性樹脂を練り合わせた射出成型用磁石材料。複雑形状や2色成型、インサート成型などにも対応可能です。

プラスチックマグネット(ボンド磁石)のメリット

プラスチックマグネット」あるいは「ボンド磁石」と呼ばれる、射出成型可能な磁性材料が当社の主な製品の一つです。

焼結磁石と比較し、以下のメリットがあります。

形状の自由度

射出成型や押出成形が可能なため、複雑な形状の製品に対応できます。また、焼結磁石に比べ、割れや欠けが発生しにくい、寸法精度が高く後加工が不要なことも特長です。

磁気回路設計の自由度

多極かつ正弦波での磁気回路を実現可能です。より滑らかで精緻な磁力波形により、モーターのコギングの低減、センサーの精度向上等に貢献します。

コスト削減

一体成型、インサート成形が可能なため、接着、張り合わせの工程省略、小型化、軽量化に貢献します。

プラスチックマグネット(ボンド磁石)材料

[ フェライト材 ]

フェライト系射出成型用材料

当社のフェライト系コンパウンドはストロンチウムフェライト磁粉を使用しています。コストパフォーマンスに優れ、耐食性が高く、高温減磁が起きにくい等の特長を持つことから、汎用性が高く様々な業界で幅広く使用されています。

特長

1. 幅広い磁気特性、機械特性を持つ製品ラインナップ(BHmax 1.0~2.5MGOe)

2. 使用環境に合わせてPA6、PA12、PPS、EEAベースの材料を選択可能

3. 耐熱性・耐水性・耐薬品性等に優れたPPSベース材料の豊富なラインナップ

4. 既存の製品ラインナップにない特性の材料は新規開発可能

[ ネオジム(等方性)材 ]

ネオジム系(等方性)射出成型用材料

ネオジム、鉄、ホウ素(Nd-Fe-B)を主原料とした磁粉を使用した希土類系のコンパウンドです。フェライト材に比べ数倍強い磁力を持つことから、部品の小型軽量化、高機能化に貢献します。また等方性材料であるため、特殊な金型を必要とせず、磁力パターンの設計自由度が高いなどの特長があります。

特長

1. 幅広い磁気特性、機械特性を持つ製品ラインナップ(BHmax 2.5~10.0MGOe)

2. 使用環境に合わせてPA12、PPSベースの材料を選択可能

3. ホットランナーシステムに対応している材料を選択可能

4. 既存の製品ラインナップにない特性の材料は新規開発可能

[ ネオジム(異方性)材 ]

ネオジム系(異方性)射出成型用材料

ネオジム、鉄、ホウ素(Nd-Fe-B)を主原料とした磁粉を使用した希土類系のコンパウンドです。プラスチックマグネットの中で最高クラスの磁力を持つ材料です。

特長

1. 幅広い磁気特性、機械特性を持つ製品ラインナップ(BHmax 6.0 ~17.0MGOe)

2. 使用環境に合わせてPA12、PPSベースの材料を選択可能

3. ホットランナーシステムに対応している材料を選択可能

4. 既存の製品ラインナップにない特性の材料は新規開発可能

[ サマコバ材 ]

サマコバ系射出成型用材料

サマリウムコバルト(SmCo)を主原料にした希土類系コンパウンドです。耐食性に優れ、熱減磁に強く、温度による磁力変化が少ないため、高温環境下での使用や温度安定性が求められる用途に適しています。

特長

1. 幅広い磁気特性、機械特性を持つ製品ラインナップ(BHmax 4.5 ~11.0MGOe)

2. 使用環境に合わせてPA12、PPSベースの材料を選択可能

3. 既存の製品ラインナップにない特性の材料は新規開発可能

[ ハイブリット材 ]

ハイブリッド(ネオジム+フェライト)射出成型用材料

ネオジム磁粉とフェライト磁粉を混ぜ合わせたハイブリッド材は、フェライト焼結磁石と同等の磁力を持ち、100%希土類系のコンパウンドと比較してリーズブナルなコストを実現した材料です。

特長

1. 幅広い磁気特性、機械特性を持つ製品ラインナップ(BHmax 2.5 ~5.0MGOe)

2. 使用環境に合わせてPA12、PPSベースの材料を選択可能

3. 既存の製品ラインナップにない特性の材料は新規開発可能