当社が岡山大学と共同開発を行っているY型フェライトを用いた車載電子機器用電波吸収体の開発に対して、8月2日に経済産業省の
地域新規産業創造技術開発費としての補助金を受ける事が決まりました。
新たに開発されたY型フェライト(酸化鉄を主成分とする磁性体)を用いた不駆動材料の開発及び磁性コンパウンド射出成形技術を用いて、今後、利用の期待される高いギガヘルツ帯においても誤動作を防ぐための電波
吸収特有を有し、強度のある車載電子機器用の筐体を開発していきます。

【Y型フェライト材料】
● 特徴
1.磁性体の持つ磁気損失作用によりGHz帯の電磁波を吸収
アースが不要となり回路設計の自由度UP
2.射出成型により高精度な部品への適用が可能
交差±5/100mm
Zn型Y型フェライト
3.省電力化に貢献
樹脂とセラミックス(or 酸化物)の複合材のため、金属製筐体と比較して重量約20%軽減
4.化学的に安定
● 用途例
各種無線通信モバイル機器の筐体
DSRC 料金決済、情報授受機器
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