メイトは6月をめどに中国・上海に全額出資の販売会社を設立する。
プラスチックマグネット成形メーカーの中国進出や現地メーカーの需要拡大に対応するもので、海外拠点はこれが初めて。国内工場から製品を輸出するより、現地拠点を作るほうが即納体制を強化できると判断した。
拠点開設で中国向け売上高を、04年3月期の5億円から05年3月期は2倍の10億円に引き上げる計画。
同社は磁性体複合材料などを手がけるメーカー。新会社の社名は「上海毎特通貿易有限公司(仮称)」。上海市外高橋地区に設置、資本金は20万ドル。社長には赤岩修次専務が就任する。当面、従業員は数人の予定。1か月分程度の在庫を持つ流通センターを併設して、国内並みの即納体制を整える。
中国進出を契機に新規開拓などを積極的に展開、受注増加を目指す。主力のプラスチックマグネット原料のほか高比重材料、電磁波吸収材料、メタル・インジェクション・モールド材料などの拡販にも力を入れていく。〔日刊工業新聞 2004年4月30日(金)掲載〕
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