耐熱性プラマグで最高磁力を達成
2001年6月14日

 耐熱性のフェライト・プラマグで最高磁力のBHmax16.32 kJ/m3(2.05MGOe)を開発、“HM-1620”として製品化した。
 バインダーにPPS樹脂を使用し、熱変形温度200℃までの耐熱性があり、耐薬品性や耐熱水性にも優れる。成形性や強度を維持して磁力を10%強アップさせ、通常のナイロン系プラマグと同レベルの最高磁力を実現した。高温・高湿の厳しい条件でも変形しにくい特長を持ち、オイルや熱水中でも使用可能である。
 耐熱性プラマグを高磁力化することで自動車や水中ポンプなどの特殊モーターの高性能化など用途がさらに拡大するものと期待している。電子部品などで注目される鉛フリーハンダ工程にも対応可能である。

( 関係記事:6月7日付日刊工業新聞、6月12日付日経産業新聞 )

トップページへ戻る
ニュースリリース目次へ戻る